電子カルテシステム
電子カルテによる診療を行っています
千歳市民病院では、医療情報の共有化、患者様へのサービス向上、医療の安全性向上等を目指し、平成21年3月1日より電子カルテシステムを導入しています。
電子カルテについて
カルテという言葉を聞いて皆さんは医師が診療中に患者様の症状を確認しながら記載する文書を思い浮かべると思います。電子カルテは、これまでのように紙にペンで書くのではなく医療情報をパソコンに入力し、誰が見ても分かりやすい電子データとして保存する新しいシステムです。
導入によるメリット
電子カルテには、様々なメリットがあります。その中でも代表的な機能を紹介いたします。
①医療情報の共有化
- これまでの紙カルテは、入院、外来で各1冊しかないため、様々な部門で使用するたびにカルテを取り寄せる必要がありました。電子カルテでは専用のパソコンを通じてスタッフ間で医療情報を共有でき、患者様の最新の状態が容易に把握できます。
- 電子カルテの文字はキーボードで入力しますので、誰が見ても分かりやすく、正確な医療情報を共有することができます。
②患者様へのサービス向上
- 医師が処方、注射、検査、画像診断、処置等の指示を電子カルテに入力すると、瞬時に各部門と会計窓口に情報が伝わり、会計での待ち時間が短縮されます。
- 電子カルテは電子媒体で一括管理するため、患者様の大切な医療情報を長期間にわたり安全に保存することができます。
③医療安全の向上
- 電子カルテでは、入院時の注射、点滴及び検査に際し、リストバンドによる患者認証を行うことで、患者の取違えや誤った注射・点滴の実施を防止します。
- 薬や検査などの指示を伝票へ転記する必要がなくなりますので、転記ミスによる事故を防止します。
- 用量以上の薬を処方した場合や、他の薬との併用ができない薬を処方した場合には、警告が自動表示されるため、スタッフによるチェックに加え、システムでのチェックが可能となり、より安全性が高まります。