各診療科・曜日によって異なります
詳細は「外来診療日程表」を御覧ください

内科、循環器科、消化器科、小児科、外科、脳神経外科、整形外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、麻酔科

平日13時~15時
[一部制限あり。詳細は こちら ]

千歳市及び近郊地域の医療介護連携ネットワーク

医療介護連携について

現在の医療の提供には効率性が必要であり、これまでの「一病院で完結する医療」の提供から、地域の医療機関等がそれぞれ役割を分担して、必要なサービスを提供する「地域完結型医療」の提供が求められております。

また、医療だけでなく、介護サービスを含めた地域全体での見守りが求められており、国は高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しております。

これらを実現するには、病院、クリニック、歯科、調剤薬局、介護事業所など様々な施設が関係を密にする必要があります。

ちえネットとは

ちえネットは、地域の医療機関や介護事業所、調剤薬局などがインターネットを介したネットワークシステムにより、市民病院の電子カルテ情報を共有し、1人の患者さんを複数の施設が同一の情報を基に診療等を行うことができ、地域全体で質の高いサービスを提供する地域完結型医療の実現を可能とするシステムです。

ちえネットは地域全体で患者さんを見守るネットワーク作りを目指してまいります。

※ちえネット名称の由来

ネットワークに参加する各施設が全員で「知恵」を出し合って良いネットワークの構築を目指すことと、参加する施設が千歳市を中心に恵庭市及びその近郊地域から構成されていることから、千歳と恵庭の頭文字をとって「ちえネット」と名付けました。

千歳市地域連携ネットワーク運営協議会会長あいさつ

超高齢社会の現代において、医療と介護に対するニーズはさらなる高まりを見せ、1つの病院だけで充分な医療を提供することには限界が生じています。また、介護サービスとの連携が必要不可欠な時代になったといえるでしょう。

「千歳市地域連携ネットワーク運営協議会」は、医療機関や調剤薬局、介護事業所などが連携を密にし、情報の共有を行うネットワークシステムを構築するため、平成28年12月に設立されました。

今回導入した「ちえネット」は、地域全体で患者さんをケアする体制の基盤となる重要なネットワークシステムといえます。

現在、共有の対象は、市民病院の電子カルテ情報のみですが、今後は参加施設が保有する情報も皆で共有できる運用とし、さらに質の高い医療や介護サービスの提供を目指します。


  千歳市地域連携ネットワーク運営協議会会長 長谷川 敦

患者さんの具体的なメリット

ちえネットに参加すると、市民病院の受診や治療・検査の情報を地域の医療機関等が共有でき、無用な検査・薬剤投与の重複を防ぐことができます。

また、地域の中で診療情報を共有することにより、一貫した安全で効率的な医療・介護・福祉サービスを受けることができ、転院や在宅療養時も診療継続を円滑に行うことができます。

【事例1】かかりつけ医受診時

皆さんは、医療機関等で同じ説明を何度もしなければならない経験はありませんか。

ある方は、持病をかかりつけのクリニックで診てもらっていましたが、気になる症状があって、市民病院に入院することになり、精密検査を受けました。

症状が快方に向かい、もとのかかりつけのクリニックで治療を継続することになりましたが、普通は入院中の様子を聞かれるところですが、かかりつけのクリニックがちえネットに参加しているため、市民病院の電子カルテ情報を共有して、入院中の様子を把握できるため説明が不要です。

また、市民病院で処方された薬の情報も把握していたことで、クリニックでの重複投与の心配もありません。

かかりつけのクリニックで、市民病院の治療を継続するため、安心して治療を続けられます。

【事例2】調剤薬局利用時

皆さんは、調剤薬局で薬剤師さんから症状等を聞かれたことはありませんか。実は調剤薬局では病院のカルテ情報などを見ることができないため、患者さんからの情報が貴重な服薬説明の材料となっていました。

ちえネットに参加している調剤薬局は、市民病院の電子カルテ情報を事前に情報共有できるため、あらかじめ患者さんの状況を把握したうえで、適切且つ質の高い服薬説明を受けることができます。

【事例3】介護事業所利用時

介護サービスを利用する際にちえネット参加同意者であれば、介護事業所が市民病院の電子カルテ情報を共有することにより、患者さんの状況を把握したうえで適切なサービスの提供が可能となります。例えば、市民病院に入院した患者さんが、退院後自宅で訪問看護サービスを利用する際に、病状等を把握し的確な看護の提供ができます。

個人情報の取扱に関する考え方

ちえネットでは、患者さんの診療情報を守るために次のような対策を講じ、外部への情報漏えいを防いでいます。

● 技術的セキュリティの強化

  1. ①.ネットワークは強固なセキュリティを施した回線(VPN回線)を使用しており、侵入される心配はありません。
  2. ②.各施設からのアクセスにはID・パスワードが必要になるとともに、許可された端末以外で情報の閲覧はできないので、会員施設以外の外部から診療情報を見ることはできません。
  3. ③.会員施設において不正なアクセスがあった場合には、原因を追究できる仕組みとなっています。

● 各会員施設におけるセキュリティポリシー

  1. ①.各会員はちえネットを利用するに当たり、千歳市地域連携ネットワークシステム運用規程のほか、著作権法(昭和45 年法律第48 号)、個人情報の保護に関する法律(平成15 年法律第57 号)その他の関係法令等を遵守します。
  2. ②.各会員は、情報セキュリティの適正な管理に努め、ユーザーID及びパスワードを利用者本人以外の者に使用させません。
  3. ③.各会員は、ちえネットに接続する端末にウィルス対策ソフトを導入し、常に最新のウィルス定義に更新します。
  4. ④.各会員は、ちえネットを通じて知り得た情報を、千歳市地域連携ネットワーク運営協議会規程に定める目的以外に利用いたしません。

ちえネットを利用するには

市民病院の電子カルテ情報が共有の対象となりますので、市民病院に受診歴がある方又はクリニック等からの紹介により、これから市民病院への受診や検査を予定されている方が対象となります。

市民病院の電子カルテ情報を他の施設が共有するためには、患者さん本人(病状等により本人の同意が難しい場合は家族)の同意が必要となります。

使用する同意書は、患者さんのちえネット利用状況により異なりますので、詳しくは市民病院地域医療連携室(℡0123-24-3000(内線300))又はかかりつけの医療機関にお尋ねください。

なお、ちえネットに参加していない医療機関等においてはちえネットの利用ができませんので、予めご了承ください。

● ちえネットに関する資料のダウンロード

ちえネットに参加している会員施設を知りたいとき

ちえネットに関する目的や概要を知りたいとき

● 同意書のダウンロード

ちえネットに参加していないが、かかりつけの医療機関や調剤薬局、介護事業所がちえネットに参加している場合で、市民病院の診療情報共有について同意するとき。

既にちえネットに参加しており、新たな会員施設に市民病院の診療情報共有に同意するとき。

具体的に情報共有するクリニック等は決まっていないが、市民病院の受診歴があり、ちえネットに参加を希望するとき。

● ちえネットの運用規程について

ちえネットを運用するために必要な事項を次の規程に定めております。

会員施設の募集

ちえネットは、新たに仲間になっていただく会員施設を募集しております。
ちえネットに参加すると、現時点では次のようなメリットがあります。

● 病院・診療所

・紹介後の患者、逆紹介患者の情報を把握し、状況確認や受入準備ができます。
・MRI、CT等の委託検査結果をネットワークでタイムリーに受取ができます。

● 調剤薬局

・服薬指導をする際に患者さんの病歴や検査結果などの情報に基づいて行うことができます。
・処方された薬剤について医師への問合せの前に、電子カルテ情報を参考にできます。

● 介護事業所

・介護サービスを提供する際に、患者さんの医学的な状態を知ったうえで行うことができます。
・制限しなければならないことなどを参考にすることができます。

ちえネットの今後

千歳市地域連携ネットワーク運営協議会について

ちえネットは、市民病院が運営するのではなく、参加する会員施設全員で運営する方針から、運営協議会を設立し、事業計画などを全て運営協議会で決定しております。

皆が参加してより良いネットワークづくりを目指しております。

● 協議会規程

協議会を運営するための規約は次のとおりです。

● 問合せ・参加申し込み

ご質問や参加を申し込む医療機関、調剤薬局、介護事業所は以下までご連絡ください。
・市立千歳市民病院患者サポートセンター地域医療連携課
E-mail:chiikiiryo@city.chitose.hokkaido.jp
(施設名、代表者氏名、所在地、電話番号、FAX番号、ご担当者氏名を記載のうえ、メールをお送りください)


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